トンボと水辺のお話

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SCUBA Diving & Snorkeling Center

然別湖でレイクダイビング

ダイビングは湖でも楽しめる。

 
SANY0073.JPG然別湖にてダイビングは水中世界を直接観察する事が出来る手段です。
そのダイビングを用いた活動目的も様々ですが、POSEIDONはダイビング活動を通じ「ココロとカラダの健康」はもちろん、「地球と人間のNo.1メディエイター(つなぎ役)になろう!」と言うテーマを基に活動しております。それは、私達を取り巻く自然環境への興味、関心を持つ「きっかけ」を作る役割を担っていると考えているからです。


一般的にダイビングは海で行われていますが、水のある環境であれば、基本的にダイビングを行うことが出来ます。

いつもの「海」と違った「湖」でのダイビングを行う事で、自然環境のつながりを感じたり、様々な発見もあります。自然への興味や関心だけではなく、ダイビング自体にも更なる興味が湧いて来るのが楽しくもある訳です。

然別湖は高所ダイビングになるんです。

 
SANY0053.JPG然別湖畔ダイバーなら、どなたも聞いたことがある「高所ダイビング」
これは海抜300mを超える高所域で行われるダイビングの事で、特別な場所になります。
POSEIDONでは皆様の活動を幅広いものにするために「高所ダイビング」を提供できればと考えていたところ、「然別湖」でのダイビングについてお話を戴き、現在の「然別湖高所ダイビングツアー」と言う形になりました。


然別湖は、標高810mにあり、火山の噴火により川が堰き止められた「堰止湖」と言われています。湖なので海水と違い「淡水」そして、810mにある湖ですから、湖に伸し掛る空気の重さも海と違います。24時間以内に潜っていなくても、移動した日は反復潜水に当たりますし、浮上速度も海とは異なります。
なので、特別なダイブテーブルの使い方が必要なのです。ただし、ダイブコンピュータを使用する事で計画や管理は簡単になります。


然別湖は北海道十勝の鹿追町、大雪山国立公園内にある湖で、取り巻く環境はとても自然豊か!
ナキウサギが棲息していたり、固有種のオショロコマ亜種「ミヤベイワナ」が棲息していたり。
ダイビングだけではなく、自然の中でカヌーやカヤックも楽しいですし、美味しい食材も豊富!


しかしながら、最近は特定外来生物「ウチダザリガニ」の繁殖によって、水中環境も元の姿から変わりかけているとの言。然別湖では定期的に防除活動を行っており、その中で、水中の環境を直接観察出来る「ダイバー」に期待が寄せられています。

ウチダザリガニの手取りを行っています。

 
SANY0021.JPG特定外来生物ウチダザリガニ特定外来生物ウチダザリガニは、悪気無く人為的に持ち込まれたことで、繁殖してしまい、元々棲息していた「ニホンザリガニ」や、水草やタニシなど、様々な生き物を食べ、棲息範囲を脅かしていると言われています。

ウチダザリガニが悪い生き物という訳ではありませんが、元々の生態系を変えてしまう事は問題です。そこで、POSEIDONは鹿追町、然別湖ネイチャーセンターと協力し「防除活動」に取り組んでいます。

CA3G0113.JPGボイルドレイクロブスター本来ウチダザリガニは食用として持ち込まれたこともあり、
採取したウチダザリガニを茹でて食ベていますが、
結構おいしい!

自然を楽しみながら自然を学ぶ。POSEIDONが「然別湖ツアー」をオススメする理由はここにある訳です。



とんぼと水辺のつながり

ヤゴってご存知ですか?

 
モリトンボ幼虫.jpgモリトンボ幼虫(ヤゴ)先日、いつもお世話になっている「北海道エコ動物自然専門学校」で、広瀬良宏先生とお話をしていたところ、然別湖のトンボのお話になり(広瀬先生はトンボの研究をなさっています)その幼虫は「ヤゴ」で水生昆虫ですから、私もダイビングとの結びつきを考え、急遽然別湖へ行く事となりました。




PB210098.JPG人間の成人(ボク)季節は冬。11月の中旬ですから、雪が舞い湖面は近々凍結すると言う環境。
冬にヤゴはどう生活しているのか?を探るべくドライスーツも凍る気温の中ダイビング。
でも、探せど探せどヤゴはいません。
夏には結構いたはずのヤゴ。一体どこへ行ったのやら。
これは、解明する必要が有りますね!と、先生とも合意。


様々な事をお話して行くうちに、トンボの意外なことも解って来ました。
これは、とても大切なお話と思い、ここで先生からのお話を掲載させてい戴きたいと思います。

モリトンボと水辺の環境。

 
モリトンボ羽化.jpgモリトンボの羽化誰もが知っているトンボ。
でも、その生態は意外に知られていません。

北海道には81種類ものトンボが記録されています(日本では約200種)
また一生のうちほとんどがヤゴ(幼虫)で、水中で暮らしています。

トンボが健全に生活できる環境はヤゴの時は水中、成虫になると陸の環境がそろっていないと生きていくことができません。
そこで「環境の指標になる昆虫」として全国で注目されています。
またハンドペアリング(人の手による交尾)ができないため人工的に増やすこともできません。


モリトンボ産卵.jpgモリトンボの産卵この環境の指標となるトンボですが、日本で3カ所(大雪山、知床、然別湖)にしか生息していない貴重なモリトンボという種類がいます。このモリトンボは非常に過酷な場所に生息しており、生態がほとんどわかっていません。
現在モリトンボの生息する然別湖は、特定外来生物ウチダザリガニによって激減しており、生態が判明する前に絶滅してしまう可能性が高いです。


そこで様々な研究方法がありますが、ヤゴが生活をしている水中を直接観察することができるのはダイバーしかありません。


2012年、北海道エコ・動物自然専門学校は、
フィールドワークとして然別湖で調査実習を行います。
是非、ダイバーのみなさんも、ポセイドンの然別湖ツアーへ参加し、
貴重な水中環境を見ていただき、
いっしょに未知であるモリトンボの生態を解明しましょう!


北海道エコ・動物自然専門学校 教員 生物産業学博士 広瀬良宏

環境の指標となるトンボ

 
モリトンボ雄がタカネトンボ雌を捕まえたところ.jpgモリトンボ雄がタカネトンボ雌を捕まえたところいかがですか?
いつも見ていたトンボが、北海道で81種もいた事、
一生のほとんどがヤゴの状態ですごす事、
水辺と陸の環境指標となる事実、僕は驚きを隠せません。

知っていました?
仮面ライダーV3はバッタではなく赤トンボを模している事!
日常的に慣れ親しんでいるトンボとダイビングが結びつく事自体、思いも寄りませんでした。

2012年度、POSEIDON然別湖ツアーは、湖、高所、ウチダザリガニ防除に、トンボの観察と言うエッセンスを加え、さらに楽しみながら自然を観察出来るツアーになります。

是非、一緒に北海道の自然を感じて下さい。 (文/工藤 NAUI 17113)


hirose1.jpg広瀬 良宏
生物産業学博士
東京農業大学大学院生物産業学研究科博士後期課程修了
北海道エコ動物自然専門学校 教員

※掲載されている写真の転載、コピーは固くお断り致します。

51NbKGJ19DL.jpeg北海道のトンボ図鑑
広瀬 良宏
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51ychRvQJyL.jpegザリガニ ニホン・アメリカ・ウチダ
川井 唯史
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